要介護リスクを減らす!柏スタディが示すフレイル対策の重要性【山梨/デイサービス】

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リハビリ介護予防コミュニティ
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 高齢化が進む日本では、健康寿命を延ばすことが課題となっています。その中で注目されるのが「フレイル」の予防です。千葉県柏市で行われた大規模な疫学研究「柏スタディ」では、フレイルが要介護や医療費の増大に直結することが示されています。

 本記事では、柏スタディの結果を基に、フレイル予防の具体的な方法をご紹介します。


1.柏スタディとは?

「柏スタディ」は、千葉県柏市に住む65歳以上の高齢者を対象に、フレイルや生活機能低下、認知症のリスク要因を明らかにするための研究です。このスタディでは、身体機能、認知機能、社会的つながりなど多岐にわたるデータを収集し、フレイルの予防策に科学的根拠を与えています。


(1)柏スタディの主な結果

_フレイルと要介護認定の関連性

 フレイル状態の高齢者は、非フレイル高齢者に比べて要介護認定のリスクが高いことが判明しました。

 特に併存疾患を持つフレイル高齢者は、新たに要介護認定を受けるリスクが約6.6倍に。


_医療費・介護費の負担増大

 フレイルの進行により、医療費と介護費が非フレイル高齢者の約7.7倍に達する可能性があります。


_フレイル予防活動の効果

 フレイルチェックや地域の活動への参加は、5年間で要介護リスクを大幅に低減させる効果が確認されています。


_社会的つながりの重要性

趣味や地域活動への参加は、サルコペニア(筋力低下)のリスクを34%軽減すると報告されています。



(2)フレイル予防の具体的な方法

 柏スタディの結果を踏まえ、日常生活で実践できるフレイル予防策をまとめました。


_適切な栄養摂取

 タンパク質やビタミンDを積極的に摂取しましょう。 栄養バランスの良い食事が、身体機能の維持に効果的です。


_運動習慣の確立

 筋力トレーニングやウォーキングなど、無理のない範囲で身体を動かす習慣をつけましょう。


_社会的活動への参加

 地域のイベントやボランティア活動など、他者とのつながりを持つことが重要です。


_定期的なフレイルチェック

 フレイルの早期発見のために、自治体や医療機関で実施されるチェックを受けましょう。


まとめ

柏スタディの知見は、フレイル予防の重要性を科学的に示しています。これらの結果を参考に、地域や家庭で取り組める対策を実践することで、高齢者が健康で自立した生活を送ることが期待できます。 




※フレイル(Frailty)

 高齢者において、加齢に伴う身体的、精神的、社会的な脆弱性が進行し、健康障害や要介護状態に陥りやすくなる状態を指します。日本語では「虚弱」とも訳されますが、単なる老化や病気とは異なり、適切な介入や予防策によって改善や進行を抑えられる可能性があります。



2.フレイルの特徴

 フレイルには、以下の3つの側面があります


1. 身体的フレイル

 筋力低下や持久力の低下、活動量の減少が見られます。


主な症状:

_歩行速度の低下

_体重減少

_疲れやすさ


2. 精神的フレイル

 抑うつや意欲の低下、認知機能の低下などが含まれます。


主な症状:

_集中力の低下

_記憶力の問題

_気分の落ち込み


3. 社会的フレイル

 社会的なつながりの喪失や孤立が見られます


主な症状:

_外出頻度の減少

_孤独感

_家族や友人との関係性の希薄化



3.フレイルの原因

 フレイルの主な原因は以下の通りです

(1)加齢

_筋肉量や骨密度の減少(サルコペニア)

_代謝の低下

_生活習慣

_栄養不良や運動不足

_不十分な睡眠


(2)慢性疾患

_糖尿病

_高血圧

_心疾患


(3)社会的要因

_孤立

_経済的困窮

_家族や地域との関係性の低下



4.フレイルの診断基準

フレイルの評価には以下のような方法が用いられます


フリード基準(Fried Criteria):

以下の5項目のうち3つ以上に該当するとフレイルと診断されます


(1)体重減少(意図しない体重の減少)

(2)筋力低下

(3)疲労感

(4)歩行速度の低下

(5)身体活動量の低下


簡易フレイルチェック(日本版):

(1)歩行速度

(2)握力

(3)BMI

(4)食欲

(5)社会活動の有無を確認する


フレイルの文献はこちらを参照下さい

・高齢者のフレイルとリハビリテーション

・フレイルの意義



5.フレイルを予防する方法

フレイルは予防が可能です。以下の取り組みが効果的とされています


_適切な栄養摂取

 タンパク質、カルシウム、ビタミンDを意識した食事

食欲が低下している場合は、少量で栄養価の高い食品を選ぶ。


_運動

 筋力トレーニング(スクワット、軽い負荷を使ったトレーニング)。 ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの軽い運動。


_社会活動

 地域のイベントや趣味活動に参加。 家族や友人とのコミュニケーションを増やす。


_健康管理

 定期的な健康診断やフレイルチェックを受ける。



6.フレイルの重要性

 フレイルを放置すると、要介護状態や寝たきりになるリスクが高まります。しかし、早期に適切な対応をすることで、健康寿命を延ばし、生活の質(QOL)を向上させることが可能です。


「フレイルは運命ではなく、予防できる状態」 という認識を持つことが大切です。

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 健康寿命を延ばし、笑顔のある未来を!Wellbeベネッセレの総合支援事業


 こんにちは!Wellbeベネッセレです。

当社では、「健康リテラシーを高め、すべての世代が安心して暮らせる仕組みをつくる」という理念のもと、地域の皆様がより健康で自立した生活を送れるようにサポートしています。

 その中でも、特に力を入れているのが総合支援事業です。本日はその内容について詳しくご紹介します。


総合支援事業とは?

 Wellbeベネッセレの総合支援事業は、単なる介護サービスにとどまらず、利用者様とそのご家族、地域社会全体が健康で前向きな生活を送れるよう、さまざまなサービスを統合的に提供しています。

 例えば、以下のような取り組みを行っています。


1.「遊々庵」ミニデイサービス

 シニア世代向けのデイサービスでは、楽しく体を動かせるeスポーツやリラクゼーション、健康増進を目的としたプログラムを用意。社会とのつながりを重視し、参加者同士が交流しながら心身ともに元気になれる場を提供しています


2.個別リハビリサービス

 理学療法士が在籍し、一人ひとりの身体状態や目標に合わせたリハビリを実施。特にフレイル予防や軽度認知障害(MCI)の改善に向けた支援に力を入れています


3.地域住民向け健康サロン

 月額制の健康サロンでは、Nintendo Switchを使った運動プログラムやストレッチポールを活用したリラクゼーションレッスンなど、多様なアプローチで健康寿命の延伸を目指しています。


 当社が目指す未来

 Wellbeベネッセレが掲げる目標は、「健康寿命を延ばし、世代間の負担を軽減すること」です。 現在の日本では、高齢化社会が進む中、介護を必要とする方が増加しています。それに伴い、働き盛りの世代や若い世代にも負担が及んでいます。

 当社では、フレイルやMCIを未然に防ぐことで、このサイクルを断ち切る取り組みを行っています。 特に注目しているのが、社会とのつながりを重視したアプローチです。孤立を防ぎ、仲間と共に健康を楽しむことで、心身の健康が大きく向上すると考えています。


「遊々庵 - eスポーツウェルネスサロン」の魅力

  2025年には、新たに「遊々庵 - eスポーツウェルネスサロン」をオープン予定です。この施設では、最新のeスポーツ技術を活用し、シニア世代が楽しく健康的に過ごせるプログラムを提供します。


遊々庵の特徴: 

 _シニア向けに特化したゲームや運動プログラム

 _地域住民が交流できるカフェスペース

_定期的な健康イベントやワークショップの開催


最後に

 Wellbeベネッセレの総合支援事業は、地域全体の健康を支えることを目的にしています。ぜひ一度、私たちのサービスをご体験ください。

 ご興味のある方は、ぜひお問い合わせページや公式SNSをチェックしてみてください。

 皆様の健康で充実した未来をサポートできることを楽しみにしています!


 お問い合わせはこちら:

ホームページ:Wellbeベネッセレ公式サイト

電話番号:070-8549-2902

メール:info@wellbebenessere.com

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Wellbeベネッセレ

代表 山田忠司

電話番号:070-8549-2902

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