リエイブルメントとは？介護とリハビリの違いを徹底解説【第1回】 〜「自分でできる」を取り戻す新しい介護の形〜【山梨/デイサービス】 | 山梨からパーソナルジムトレーナーが健康と美を保つための情報を発信

1. リエイブルメントとは？

　高齢化が進む日本では、介護を必要とする方が年々増え続けています。しかし、「介護が必要になったらずっとお世話されるしかない」と思っていませんか？実は、適切なアプローチをすれば「介護を減らす」ことも可能なのです。 そこで注目されているのが「リエイブルメント（Reablement）」という考え方です。 これは、単に支援を提供するのではなく、利用者自身の力を引き出し、生活機能を向上させることを目的としたアプローチです。

　例えば、これまで介護スタッフが食事介助をしていた場合、リエイブルメントでは「スプーンを持つ」「自分で食べる」という動作を少しずつ練習し、自立を促します。つまり、介護を受けることを前提とするのではなく、「自分でできることを増やす」ことに重点を置くのです。

2. なぜリエイブルメントが必要なのか？

(1) 介護が長期化すると自立が難しくなる

　介護が必要になると、どうしても周囲の人が手を貸してしまいがちです。しかし、「やってもらう」ことが当たり前になると、できたこともできなくなるという問題があります。

　例えば、最初は「お風呂に入るのが少し怖い」程度だったのに、家族が毎回完全に介助するようになると、次第に「自分で入ることができなくなる」こともあります。

　リエイブルメントのアプローチでは、必要なサポートをしながらも「どの動作なら本人ができるのか」を見極め、無理のない範囲で自立を支援します。

(2) 介護予防の視点が重要

「介護が必要になってから支援する」のではなく、「介護が必要になる前に予防する」ことが大切です。 リエイブルメントは、この「介護予防」の考え方と非常に相性が良いです。

　特に「総合事業」や「デイサービス」では、身体機能の維持・向上に重点を置いたプログラムが増えています。

　たとえば、以下のような活動がリエイブルメント的な支援といえます。

＿自宅での簡単な体操やストレッチ

＿料理や掃除を一緒に行う

＿スーパーまで一緒に歩いて買い物をする

＿デイサービスで軽い運動やレクリエーションをする

こうした取り組みを続けることで、「できることを維持する」「新しい動作を習得する」ことが可能になり、介護予防につながります。

3. 介護・リハビリとの違い

　リエイブルメントが「自立支援」を目的としていることは分かりましたが、では従来の「介護」や「リハビリ」とは何が違うのでしょうか？

従来の「介護」では、利用者が困っていることに対して「手を貸す」ことが基本です。 一方で、「リハビリ」は怪我や病気の回復を目的として、専門的な治療や訓練を行います。 リエイブルメントは、そのどちらとも異なり、「日常生活の中で、できることを増やす」ことに重点を置いているのです。

4. リエイブルメントの具体的なアプローチ

　実際にリエイブルメントを導入すると、どのような変化があるのでしょうか？ 以下のようなステップで、自立を支援します。

ステップ①：評価と目標設定 利用者ができること・できないことを見極める

「どの程度まで自立できるか？」の目標を設定する

（例）

✔ 現状：介助なしでは座ることができない

✔ 目標：1ヶ月後に自力で5秒間座れるようになる

ステップ②：実践 身体機能を鍛える運動を取り入れる

家事や日常生活の動作を意識的に行う

（例）

✔ 食事を介助せず、「スプーンを持つ練習」から始める

✔ トイレまで自力で歩くよう促す

ステップ③：結果の評価と調整

✔進捗状況を確認し、サポートを減らしていく

✔目標を修正しながら継続する

リエイブルメントは、単なる「運動」や「リハビリ」とは異なり、「生活の中でできることを増やす」ことにフォーカスしています。

5. デイサービス・総合事業でのリエイブルメント活用

　近年、デイサービスや総合事業でもリエイブルメントの考え方が取り入れられています。 特に、「地域支援事業」や「介護予防プログラム」の一環として、以下のような活動が推奨されています。

✔ デイサービスでの運動プログラム

　→ 椅子に座りながらできる筋力トレーニングやストレッチ ✔ 買い物・調理のサポート 　

→ 料理教室形式で、実際に調理をしながら手の動きを鍛える ✔ 社会参加の促進 　

→ 地域のイベントに参加し、外出する機会を増やす

まとめ

　リエイブルメントは、単なる介護サービスではなく、「自分でできることを増やす」ための支援です。

✔ 「介護が必要になったらずっとお世話される」ではなく、「自立を促す」ことが大切

✔ 介護やリハビリとは異なり、日常生活を通じて機能を向上させる

✔ デイサービスや総合事業でも導入が進み、健康寿命の延伸に貢献している

次回は、「リエイブルメントと介護の具体的な違い」について詳しく解説します！

 健康寿命を延ばし、笑顔のある未来を！Wellbeベネッセレの介護予防・日常生活支援総合事業

 こんにちは！Wellbeベネッセレです。

弊社では、「健康リテラシーを高め、すべての世代が安心して暮らせる仕組みをつくる」という理念のもと、地域の皆様がより健康で自立した生活を送れるようにサポートしています。

 その中でも、特に力を入れているのが介護予防・日常生活支援総合事業です。本日はその内容について詳しくご紹介します。

介護予防・日常生活支援総合事業とは？

 Wellbeベネッセレの介護予防・日常生活支援総合事業は、単なる介護サービスにとどまらず、利用者様とそのご家族、地域社会全体が健康で前向きな生活を送れるよう、さまざまなサービスを統合的に提供しています。

 例えば、以下のような取り組みを行っています。

1.「遊々庵」ミニデイサービス

 シニア世代向けのデイサービスでは、楽しく体を動かせるeスポーツやリラクゼーション、健康増進を目的としたプログラムを用意。社会とのつながりを重視し、参加者同士が交流しながら心身ともに元気になれる場を提供しています

2.個別リハビリサービス

 理学療法士が在籍し、一人ひとりの身体状態や目標に合わせたリハビリを実施。特にフレイル予防や軽度認知障害（MCI）の改善に向けた支援に力を入れています

3.健康サロン

 月額制の健康サロンでは、Nintendo Switchを使った運動プログラムやストレッチポールを活用したリラクゼーションレッスンなど、多様なアプローチで健康寿命の延伸を目指しています。

4.リエイブルメントに基づいたアプローチ

　リエイブルメント（Reablement）とは、高齢者や障がいを持つ人が、できる限り自立した生活を取り戻し、継続できるように支援するアプローチのことを指します。単なる介護や医療的なケアとは異なり、「できることを増やし、自己選択・自己決定を支える」ことを重視します。

 弊社が目指す未来

 Wellbeベネッセレが掲げる目標は、「健康寿命を延ばし、世代間の負担を軽減すること」です。 現在の日本では、高齢化社会が進む中、介護を必要とする方が増加しています。それに伴い、働き盛りの世代や若い世代にも負担が及んでいます。

 弊社では、フレイルやMCIを未然に防ぐことで、このサイクルを断ち切る取り組みを行っています。 特に注目しているのが、社会とのつながりを重視したアプローチです。孤立を防ぎ、仲間と共に健康を楽しむことで、心身の健康が大きく向上すると考えています。

「遊々庵 - eスポーツウェルネスサロン」の魅力

  2025年には、新たに「遊々庵 - eスポーツウェルネスサロン」をオープン予定です。この施設では、最新のeスポーツ技術を活用し、シニア世代が楽しく健康的に過ごせるプログラムを提供します。

遊々庵の特徴： 

 _シニア向けに特化したゲームや運動プログラム

 _地域住民が交流できるカフェスペース

_定期的な健康イベントやワークショップの開催

最後に

 Wellbeベネッセレの総合支援事業は、地域全体の健康を支えることを目的にしています。ぜひ一度、私たちのサービスをご体験ください。

 ご興味のある方は、ぜひお問い合わせページや公式SNSをチェックしてみてください。

 皆様の健康で充実した未来をサポートできることを楽しみにしています！

 お問い合わせはこちら：

ホームページ：Wellbeベネッセレ公式サイト

電話番号：070-8549-2902

メール：info@wellbebenessere.com