リハビリとリエイブルメントの違いと具体的な実践方法【第3回】 〜「治すリハビリ」と「できるを増やす支援」の違いを徹底解説〜【山梨/デイサービス】

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リハビリ介護予防コミュニティ
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1. リハビリとリエイブルメントの違いとは?

「リエイブルメントはリハビリと同じ?」と疑問に思う方も多いかもしれません。 どちらも「自立を支援する」という点では共通していますが、実は目的やアプローチが大きく異なります。


 リハビリは、怪我や病気の治療後に身体機能を回復するための専門的なプログラムです。

 一方、リエイブルメントは「生活の中でできることを増やす」ことを目的としています。 つまり、リハビリは「治療」、リエイブルメントは「日常生活の自立」という違いがあります。


2. 具体的なアプローチの違い

(1) リハビリの具体的なアプローチ

 リハビリは、医師の指示のもと、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)が専門的なトレーニングを提供します。

① 理学療法(PT)

筋力トレーニング バランス訓練(歩行・立ち上がりの練習) ストレッチや関節可動域訓練

② 作業療法(OT)

手先のリハビリ(ボタンを留める、箸を使うなど) 認知機能トレーニング 生活動作訓練(トイレや入浴の動作練習)


リハビリは、怪我や病気による身体機能の低下を改善し、以前の状態に回復させることが主な目的です。


(2) リエイブルメントの具体的なアプローチ

 リエイブルメントは、日常生活の中で「できることを増やす」ことに重点を置きます。 そのため、リハビリのような専門的なトレーニングではなく、生活の中で自然に動作を改善していくのが特徴です。

例えば、以下のような方法で支援します。

① 食事のサポート

_リハビリの場合:「指の機能を回復するためにボールを握るトレーニング」

_リエイブルメントの場合:「実際に箸やスプーンを使う練習をする」

② 歩行のサポート

_リハビリの場合:「平行棒を使って正しい歩行の訓練をする」

_リエイブルメントの場合:「買い物や散歩を通じて自然に歩く時間を増やす」

③ 生活動作のサポート

_リハビリの場合:「腕の筋力を回復するためにダンベル運動を行う」

_リエイブルメントの場合:「洗濯物を干したり、掃除をしながら腕を使う」


→ リハビリは機能回復を目指し、リエイブルメントは「実際の生活の中でできることを増やす」ことを目的とするのが大きな違いです。



3. リエイブルメントの具体的な実践方法

 では、リエイブルメントをどのように取り入れると良いのでしょうか?

家庭やデイサービス、総合事業で実践できる方法を紹介します。

(1) 家庭でのリエイブルメント

家族がリエイブルメントを取り入れることで、高齢者の自立を促すことができます。

✔ お風呂の介助を減らし、少しずつ自分で洗うようにする

✔ 掃除や料理の手伝いをお願いする

✔ 買い物に一緒に行き、カートを押してもらうことで歩く機会を増やす


→ 「やってあげる」よりも、「できることを増やす」意識が大切!


(2) デイサービス・総合事業でのリエイブルメント

 デイサービスや総合事業では、リエイブルメントの考え方を取り入れたプログラムが増えています。

✔ リハビリ体操の導入

→ 転倒予防のためのストレッチや筋力トレーニング

✔ 調理プログラム

→ 料理を通じて指先を動かし、生活動作を訓練

✔ 買い物リハビリ

→ 実際のスーパーで歩行訓練を行う

→ 日常生活の中で自然に身体機能を鍛えることがポイント!


(3) 介護施設でのリエイブルメント

 介護施設でも、利用者の「できること」を引き出すためにリエイブルメントが導入されています。

✔ 食事を自分で食べられるように、スプーンやフォークの使い方を練習

✔ ベッドからの立ち上がりをサポートし、自力でトイレに行けるようにする

✔ 趣味やレクリエーションを活用し、手や足を動かす機会を増やす

→ 介護の現場でも「支える」から「できることを伸ばす」アプローチへと変化している。



4. リエイブルメントがもたらすメリット

 リエイブルメントを取り入れることで、利用者や家族、介護スタッフにさまざまなメリットがあります。


(1) 利用者のQOL(生活の質)が向上

✔ 自分でできることが増え、生活にハリが生まれる

✔ 「自分はまだできる!」という自信がつく


(2) 介護負担の軽減

✔ 家族や介護スタッフの負担が軽くなる

✔ 介護時間が短縮され、他のケアに時間を使える


(3) 介護予防につながる

✔ 生活動作を維持することで、要介護度の進行を防ぐ

✔ 健康寿命が延び、介護費用の削減にも貢献



まとめ

✔ リハビリは「治療」、リエイブルメントは「日常生活の自立支援」

✔ リハビリは専門的な訓練、リエイブルメントは日常生活の中で改善を目指す

✔ デイサービスや総合事業でもリエイブルメントの導入が進んでいる

✔ 利用者の自立を促し、介護予防や生活の質向上に大きく貢献


 リエイブルメントを上手に取り入れて、「自分でできる」喜びを増やしましょう!


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 健康寿命を延ばし、笑顔のある未来を!Wellbeベネッセレの介護予防・日常生活支援総合事業


 こんにちは!Wellbeベネッセレです。

弊社では、「健康リテラシーを高め、すべての世代が安心して暮らせる仕組みをつくる」という理念のもと、地域の皆様がより健康で自立した生活を送れるようにサポートしています。

 その中でも、特に力を入れているのが介護予防・日常生活支援総合事業です。本日はその内容について詳しくご紹介します。


介護予防・日常生活支援総合事業とは?

 Wellbeベネッセレの介護予防・日常生活支援総合事業は、単なる介護サービスにとどまらず、利用者様とそのご家族、地域社会全体が健康で前向きな生活を送れるよう、さまざまなサービスを統合的に提供しています。

 例えば、以下のような取り組みを行っています。


1.「遊々庵」ミニデイサービス

 シニア世代向けのデイサービスでは、楽しく体を動かせるeスポーツやリラクゼーション、健康増進を目的としたプログラムを用意。社会とのつながりを重視し、参加者同士が交流しながら心身ともに元気になれる場を提供しています


2.個別リハビリサービス

 理学療法士が在籍し、一人ひとりの身体状態や目標に合わせたリハビリを実施。特にフレイル予防や軽度認知障害(MCI)の改善に向けた支援に力を入れています


3.健康サロン

 月額制の健康サロンでは、Nintendo Switchを使った運動プログラムやストレッチポールを活用したリラクゼーションレッスンなど、多様なアプローチで健康寿命の延伸を目指しています。


4.リエイブルメントに基づいたアプローチ

 リエイブルメント(Reablement)とは、高齢者や障がいを持つ人が、できる限り自立した生活を取り戻し、継続できるように支援するアプローチのことを指します。単なる介護や医療的なケアとは異なり、「できることを増やし、自己選択・自己決定を支える」ことを重視します。


 弊社が目指す未来

 Wellbeベネッセレが掲げる目標は、「健康寿命を延ばし、世代間の負担を軽減すること」です。 現在の日本では、高齢化社会が進む中、介護を必要とする方が増加しています。それに伴い、働き盛りの世代や若い世代にも負担が及んでいます。

 弊社では、フレイルやMCIを未然に防ぐことで、このサイクルを断ち切る取り組みを行っています。 特に注目しているのが、社会とのつながりを重視したアプローチです。孤立を防ぎ、仲間と共に健康を楽しむことで、心身の健康が大きく向上すると考えています。


「遊々庵 - eスポーツウェルネスサロン」の魅力

  2025年には、新たに「遊々庵 - eスポーツウェルネスサロン」をオープン予定です。この施設では、最新のeスポーツ技術を活用し、シニア世代が楽しく健康的に過ごせるプログラムを提供します。


遊々庵の特徴: 

 _シニア向けに特化したゲームや運動プログラム

 _地域住民が交流できるカフェスペース

_定期的な健康イベントやワークショップの開催


最後に

 Wellbeベネッセレの総合支援事業は、地域全体の健康を支えることを目的にしています。ぜひ一度、私たちのサービスをご体験ください。

 ご興味のある方は、ぜひお問い合わせページや公式SNSをチェックしてみてください。

 皆様の健康で充実した未来をサポートできることを楽しみにしています!


 お問い合わせはこちら:

ホームページ:Wellbeベネッセレ公式サイト

電話番号:070-8549-2902

メール:info@wellbebenessere.com

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Wellbeベネッセレ

代表 山田忠司

電話番号:070-8549-2902

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