夏の脱水症と認知機能低下の関係とは?〜シニア世代が気をつけたい水分管理〜【山梨/デイサービス】

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リハビリ介護予防コミュニティ
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はじめに:脱水は「命」にも「脳」にも関わる問題


 暑い季節になると注意喚起される「脱水症」。 高齢者は若年層に比べて脱水になりやすいだけでなく、脱水が認知機能に悪影響を及ぼすこともわかってきています。

 実際、脱水が進むことで「集中力の低下」「物忘れ」「ふらつき」など、MCI(軽度認知障害)や認知症と似たような症状が現れることがあります。

 つまり、脱水は熱中症だけでなく、介護予防・認知症予防にも深く関わる重要なテーマなのです。



なぜ高齢者は脱水になりやすいのか?

理由① のどの渇きを感じにくい

 加齢によって「口渇中枢」の感度が低下し、 実際に水分が不足していても、のどの渇きを感じにくくなる傾向があります。 気づいた時にはすでに脱水が進行していることも。


理由② 体内の水分量が少ない

 年齢とともに体内の筋肉量が減ると、体内に保持できる水分も少なくなります。 若い人に比べて、体が水分不足に弱くなっているのです。


理由③ 利尿薬や血圧の薬の影響

 高齢者は高血圧や心疾患の治療で利尿作用のある薬を服用している場合も多く、 気づかぬうちに体から水分が排出されています。



脱水が引き起こす「認知機能の一時的な低下」とは?

1. 軽度の脱水で「頭がぼーっとする」

 脱水により脳への血流が低下すると、集中力・注意力が落ちるだけでなく、 「今何しようとしたっけ?」「あれ、何て言った?」という物忘れ症状が出ることがあります。


2. 中等度の脱水で「ふらつき・意識混濁」

 中度以上になると、ふらつき・転倒・混乱など、MCIや認知症と区別がつかない症状に。 これを「脱水性せん妄」といい、特に高齢者では一時的に認知機能が大きく低下します。


3. 慢性的な軽度脱水が「脳の萎縮」につながる?

 近年の研究では、慢性的な水分不足が海馬の委縮や認知症リスクに関係していることも報告されています。 脳の約75%は水分。脱水は脳の健康にも大きく影響しているのです。



認知症予防のための「正しい水分補給」のコツ

① のどが渇く前に飲む!定時給水を意識

・起床後、朝食後、10時、昼食後、15時、夕食後、就寝前など

・毎日7〜8回の「水分タイム」をつくる


目安は1日 1.5〜2リットル(※腎疾患などある方は医師に相談)


② 飲みやすい飲み方を工夫

・お茶や水が苦手な方には 薄めたスポーツドリンクや経口補水液

・冷たい飲み物が苦手な方は 常温の麦茶や白湯 もおすすめ

・ゼリー飲料・スープ・果物 も水分源にカウントできる


③ 食事からも水分補給

【食品 →  水分含有率】

スイカ・メロン → 約90%

トマト・キュウリ →  約94%

豆腐・冷やし茶碗蒸し → 約80%

みそ汁・スープ →  約80〜90%


「飲む」だけでなく「食べて補う」視点も大切です。



ご家族が気をつけたい!脱水チェックのサイン

 高齢のご家族が以下のような様子を見せたら、脱水を疑ってください。

✅ ぼーっとしている、返事が遅い

✅ 手の甲をつまんでもすぐに戻らない(皮膚のハリ低下)

✅ 尿の回数が少ない、色が濃い

✅ 倦怠感、めまい、ふらつきがある

✅ 会話がちぐはぐになったり、混乱した様子


このような症状は「認知症かな?」と思うかもしれませんが、実は脱水による一時的な影響の可能性もあります。 早めに水分を補給させ、改善するかを確認しましょう。



認知症・MCI・フレイル予防につながる「夏の習慣」

【習慣 → 目的】

・朝の水分+軽いストレッチ → 血流改善・意識覚醒

・10時・15時の給水タイム → 定時の水分補給で脱水予防 

・昼食に味噌汁・果物を追加 →  食事からの水分+栄養補給

・毎日5分の室内運動 →  フレイル・筋力低下予防

・夜の冷房と加湿管理 →   睡眠の質向上・夜間脱水防止


こうした 小さな積み重ねが、健康寿命を延ばし、将来の介護リスクを下げるカギになります。



まとめ:脱水と脳の健康はつながっている

「暑いから外に出ない」

「水分はあまり摂らない」

 そんな生活が続くと、気づかないうちに脱水症→認知機能低下→転倒・入院と、連鎖的に悪化する恐れがあります。

 今こそ、「水を飲むことは介護予防」という意識を持つことが重要です。



お知らせ:地域の取り組みも活用を

当サロンでは、夏の健康対策として

✅ フレイル予防講座

✅ 給水タイミングサポート

✅ 脱水チェック付きの個別運動プログラム

などもご用意しています。


「何をしたらいいか分からない…」という方こそ、気軽にご相談ください。

 今の習慣が、5年後の自分を守ります。


次回は「シニア世代の転倒リスクが高まる夏の落とし穴」を予定しています。


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 健康寿命を延ばし、笑顔のある未来を Wellbeベネッセレが取り組む介護予防・日常生活支援総合事業とは?



 こんにちは! 山梨県で地域の健康づくりを支援するWellbeベネッセレです。 私たちは、「もっと自由に、もっと遊びを」という理念のもと、介護予防を通して地域の皆様が自分らしくいきいきと暮らせる毎日を応援しています。

 今回は、当社が力を入れている「介護予防・日常生活支援総合事業」についてご紹介します。


介護予防・日常生活支援総合事業とは?

 Wellbeベネッセレの介護予防事業は、単なる介護サービスにとどまりません。 利用者ご本人・ご家族・地域社会全体が健康で前向きな生活を送るための、包括的なサービスを提供しています。


主なサービス内容

1. 「遊々庵」ミニデイサービス

 eスポーツやリラクゼーション、健康プログラムを通じて、楽しみながら身体と心を動かす場です。 地域の仲間とつながることで、孤立を防ぎ、生きがいを持った日常へつなげます。


2. 個別リハビリサービス

 理学療法士が一人ひとりの状態を丁寧に評価し、パーソナライズされたリハビリを提供。 特に、フレイルや軽度認知障害(MCI)の予防に重点を置いています。


3. 自費サロン(自由参加型の健康づくり空間)

  Nintendo Switchを使った運動やストレッチポールによるリラクゼーションなど、楽しく体を動かす“遊びの空間”を提供しています。


4. リエイブルメント(Reablement)に基づいた支援

 「できることを取り戻す」ことを目的に、自立支援に特化した介入を行っています。 “介護される”ではなく、“やってみたい”を引き出すアプローチです。



Wellbeベネッセレが目指す未来

 私たちが掲げる目標は、「健康寿命を延ばし、世代間の負担を軽減すること」です。 高齢化が進む今、フレイルやMCIといった介護予備軍の段階での介入が、将来の介護負担を大きく減らす鍵となります。

 その中で特に重視しているのが、社会とのつながり。 誰かとつながり、楽しい時間を共有することが、身体的・認知的・心理的な健康の維持につながると私たちは考えています。



2025年OPEN! 「遊々庵 - ウェルネスサロン」

 新たにスタートする「遊々庵 - ウェルネスサロン」では、テクノロジーと遊び心を活かした新しい介護予防を展開します。


特徴:

  • シニアに特化したやさしいゲームや運動プログラム
  • 地域の人と自然に集えるカフェスペース
  • 役立つ情報と交流が得られるワークショップや健康イベント


自分らしく、いきいきと生きるために Wellbeベネッセレの総合支援事業は、ただ「健康になる」ことを目指しているのではありません。 “楽しい” “また来たい”が続くことこそが、未来の介護予防につながると考えています。 「もっと自由に、もっと遊びを」 そんなあなたらしい健康のかたちを、私たちと一緒に見つけてみませんか?


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