リエイブルメントと介護の具体的な違いとは?【第2回】 〜「支える介護」と「できるようにする支援」の違いを徹底解説〜【山梨/デイサービス】

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リハビリ介護予防コミュニティ
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1. 介護とリエイブルメントの目的の違い

 介護とリエイブルメントはどちらも「高齢者の生活を支援する」目的で行われますが、そのアプローチには大きな違いがあります。


介護とは?

 介護の基本的な考え方は、「できない部分を支援する」ことにあります。

 例えば、利用者が自分で着替えられない場合、介護スタッフや家族が着替えを手伝うのが一般的な介護のアプローチです。


リエイブルメントとは?

 一方で、リエイブルメントでは「どうすれば自分でできるようになるか?」を考えます。 そのため、すぐに手を貸すのではなく、必要なサポートをしながら本人の力を引き出すのが特徴です。

 例えば、着替えが難しい人には、最初はボタンを外す練習から始め、徐々に自分で服を着るステップへ移行します。 「やってあげる介護」ではなく、「できるようにする支援」がリエイブルメントの基本方針なのです。



2. 介護の課題とリエイブルメントのメリット

(1) 介護が長期化しやすい

 従来の介護では、できないことを代わりに行うため、利用者は「してもらうことに慣れてしまう」ことがあります。 結果として、身体機能が衰え、介護の必要度が上がってしまうことも。

例えば:

_トイレに行くのが大変だから、おむつを使う

→ 歩く機会が減り、さらに歩行が難しくなる

_食事の介助をしてもらう

→ 手の筋力が落ち、自分で食べるのが難しくなる


→ リエイブルメントなら?

「できることを増やす」ため、無理のない範囲で自分で動く機会を増やします。


例えば、おむつを使用する前にトイレまで歩く練習をし、食事の際もスプーンを持つことから始めます。


(2) 介護者の負担が増える

 家族介護では、介護する人の負担が非常に大きくなります。 特に、「何でもやってあげる」介護になってしまうと、介護者自身が疲弊し、共倒れのリスクも高まります。


→ リエイブルメントなら?

 利用者が自立することで、介護の手間を減らすことが可能です。 例えば、食事を自分で食べられるようになれば、その分介護の時間が短縮されます。


(3) 高齢者の「生きがい」が失われる

 介護が続くと、利用者は「自分はもう何もできない」と感じてしまうことがあります。 特に、何もすることがない状態が続くと、認知症のリスクが高まることも指摘されています。

→ リエイブルメントなら?

「できることが増える」ことで、自信や生きがいを取り戻すことができます。

例えば、簡単な料理ができるようになったり、外出の機会が増えたりすると、生活にハリが生まれ、意欲が向上します。



3. デイサービス・総合事業でのリエイブルメント活用

(1) デイサービスでのリエイブルメント

 最近では、多くのデイサービスでリエイブルメントの考え方を取り入れたプログラムが増えています。

例えば:

✔ 「リハビリ体操」を導入し、歩行や筋力の維持をサポート ✔ 「調理レクリエーション」で、料理の準備や盛り付けを行う

✔ 「買い物同行」を行い、実際に歩いて商品を選ぶ

→ これらの活動を通じて、できることを増やし、自宅でも自立した生活ができるよう支援します。


(2) 総合事業でのリエイブルメント

 総合事業(地域支援事業)では、介護予防を目的とした様々なプログラムが実施されています。 リエイブルメントを意識した活動として、以下のようなものがあります。

✔ 体操教室 → 自宅でもできる運動習慣を身につける

✔ サロン活動 → 外出や社会参加の機会を増やす

✔ ボランティア活動 → 役割を持つことで生きがいを感じる


→ 介護予防の観点からも、リエイブルメントの導入が非常に有効なのです。



4. 介護とリエイブルメント、どちらを選ぶべきか?

 介護とリエイブルメントは、どちらが良い・悪いというものではなく、利用者の状態に応じて選択することが大切です。

✔ 介護が必要な場合

_重度の要介護状態で、日常生活の多くをサポートする必要がある

_身体機能の回復が難しく、生活の安定が最優先


✔ リエイブルメントが適している場合

_まだある程度の生活能力があり、「できることを増やしたい」 介護が必要にならないよう、介護予防を重視したい

_「何でもやってあげる」のではなく、「どうすれば本人ができるようになるか?」を考えることが大切です。



まとめ

✔ 介護は「支える」、リエイブルメントは「できることを増やす」

✔ 介護が長期化すると機能低下のリスクがあるが、リエイブルメントは介護予防になる

✔ デイサービスや総合事業でもリエイブルメントの導入が進んでいる

✔ 本人の状態に合わせて「介護」と「リエイブルメント」を適切に使い分けることが重要


次回は、「リハビリとリエイブルメントの違いと具体的な実践方法」について解説します!


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 健康寿命を延ばし、笑顔のある未来を!Wellbeベネッセレの介護予防・日常生活支援総合事業


 こんにちは!Wellbeベネッセレです。

弊社では、「健康リテラシーを高め、すべての世代が安心して暮らせる仕組みをつくる」という理念のもと、地域の皆様がより健康で自立した生活を送れるようにサポートしています。

 その中でも、特に力を入れているのが介護予防・日常生活支援総合事業です。本日はその内容について詳しくご紹介します。


介護予防・日常生活支援総合事業とは?

 Wellbeベネッセレの介護予防・日常生活支援総合事業は、単なる介護サービスにとどまらず、利用者様とそのご家族、地域社会全体が健康で前向きな生活を送れるよう、さまざまなサービスを統合的に提供しています。

 例えば、以下のような取り組みを行っています。


1.「遊々庵」ミニデイサービス

 シニア世代向けのデイサービスでは、楽しく体を動かせるeスポーツやリラクゼーション、健康増進を目的としたプログラムを用意。社会とのつながりを重視し、参加者同士が交流しながら心身ともに元気になれる場を提供しています


2.個別リハビリサービス

 理学療法士が在籍し、一人ひとりの身体状態や目標に合わせたリハビリを実施。特にフレイル予防や軽度認知障害(MCI)の改善に向けた支援に力を入れています


3.健康サロン

 月額制の健康サロンでは、Nintendo Switchを使った運動プログラムやストレッチポールを活用したリラクゼーションレッスンなど、多様なアプローチで健康寿命の延伸を目指しています。


4.リエイブルメントに基づいたアプローチ

 リエイブルメント(Reablement)とは、高齢者や障がいを持つ人が、できる限り自立した生活を取り戻し、継続できるように支援するアプローチのことを指します。単なる介護や医療的なケアとは異なり、「できることを増やし、自己選択・自己決定を支える」ことを重視します。


 弊社が目指す未来

 Wellbeベネッセレが掲げる目標は、「健康寿命を延ばし、世代間の負担を軽減すること」です。 現在の日本では、高齢化社会が進む中、介護を必要とする方が増加しています。それに伴い、働き盛りの世代や若い世代にも負担が及んでいます。

 弊社では、フレイルやMCIを未然に防ぐことで、このサイクルを断ち切る取り組みを行っています。 特に注目しているのが、社会とのつながりを重視したアプローチです。孤立を防ぎ、仲間と共に健康を楽しむことで、心身の健康が大きく向上すると考えています。


「遊々庵 - eスポーツウェルネスサロン」の魅力

  2025年には、新たに「遊々庵 - eスポーツウェルネスサロン」をオープン予定です。この施設では、最新のeスポーツ技術を活用し、シニア世代が楽しく健康的に過ごせるプログラムを提供します。


遊々庵の特徴: 

 _シニア向けに特化したゲームや運動プログラム

 _地域住民が交流できるカフェスペース

_定期的な健康イベントやワークショップの開催


最後に

 Wellbeベネッセレの総合支援事業は、地域全体の健康を支えることを目的にしています。ぜひ一度、私たちのサービスをご体験ください。

 ご興味のある方は、ぜひお問い合わせページや公式SNSをチェックしてみてください。

 皆様の健康で充実した未来をサポートできることを楽しみにしています!


 お問い合わせはこちら:

ホームページ:Wellbeベネッセレ公式サイト

電話番号:070-8549-2902

メール:info@wellbebenessere.com

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Wellbeベネッセレ

代表 山田忠司

電話番号:070-8549-2902

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